夏場は大抵、食欲減退して更にヘロヘロになります。
「そんな時でも、口にできそうだなぁ…」なんて思い、この夏初めて梅シロップ作ってみました‼︎
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青梅を洗って、ひとつひとつペーパータオルで拭きあげます。
ヘタは取らなくても良いそうですが、
途中で取れて、液面にぷかぷか浮いてしまうそうなので、今回は丁寧にとってみました。
ヘタは、すっかり治癒したかさぶたみたいに取れる♪
ぷっくりとまぁるくて、可愛い♡ヘタをすっかり取り終えた時点で、愛おしさが湧いております。
梅エキスが、出てきやすいように、丸一日凍らせる。
水は凍ると、膨張するので
梅内部から細胞壁とか繊維を破壊!
青梅とお砂糖(てんさい糖を使ってみました)を重さ
1:1の割合でミルフィーユにします。
浸透圧で、青梅が持っていた水分(梅エキスも)が出てきて、てんさい糖が
びちゃびちゃになりました。
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ここからは、酵母菌を育成!
梅に元々くっついている酵母菌は、てんさい糖を食べて増えていきます。
ちっともシュワシュワ(二酸化炭素が出る)しなかったので、ちょっとガッカリ。
でも、置いておくと
もんわ〜〜んとしたオリが梅の周りに出てくるので、酵母菌は育っていたようです。
毎日、最低1回はかき混ぜるので
その時に、アルコールも二酸化炭素も
瓶の外へと放出することになります。
(酵母菌は、自分で出したアルコール(エタノール)で死んでしまうので、かき混ぜます。)
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ところで、『発酵』と『腐敗』の違いですけれど。
増えた菌たちが、人体にとって有用であれば『発酵』
人体に害があれば『腐敗』です。
五感センサーを働かせ、旨ければ『発酵』
悪臭がしたり、思わず吐き出すならば『腐敗』です。
綺麗な琥珀色に♡
梅の
クエン酸、ポリフェノール、水溶性食物繊維と
酵母菌の
タンパク質・ビタミンB・D、葉酸などと
を合わせた栄養満点シロップの完成です。
カルピス原液のように(2〜4倍にお好みで)薄めて、いただきます♪
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火を入れて(酵母菌を殺す)発酵を止める方法もあるそうですが
どうせ、酵母菌さんたちは胃酸で死んじゃうし、ね。
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瓶の中で、酵母菌を増やしてきましたけれど
これ
腸内細菌が、腸内でやっていること。
食物を細かく分解して、栄養素の体内吸収率を上げてくれている。
小さな見えないアルケミストたち…