トートタロット 書評

「獅子の炎」をくぐり抜ける時期――ニーチェ「三様の変化」とトート・タロット

泉谷先生の「精神の成熟過程」

きょうは

泉谷閑示先生の本

第五講 精神の成熟過程

をご紹介!

人間の変化成熟のプロセスとして

ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』に出てくる「三様の変化(駱駝らくだ→獅子→小児)」

へい

あれ?トート・タロットにもこの順番で出てくるよ!

トート・タロットで見る三様の変化

ⅡPriestess

駱駝らくだ(従属・受容)

従順さ、忍耐、努力、勤勉さ等の象徴です。

Ⅱ Priestess

無意識・潜在(まだ自分の意志を知らない)

獅子(否定・意志)

この獅子は「怒り」の化身です。去勢されていたような駱駝らくだが、自分の不当な扱われ方に疑問を感じ、「怒り」の爆発とともに(略)「われ」を獲得した。

Ⅺ Lust

意志の爆発(真の意志の発見)

小児(創造・無垢)

「われ」は消えて「あるがまま」の小児になり、純粋無垢で無心に創造的な遊びに没入していく。

(略)

これはただの小児ではなく獅子を通ってきた小児です。ですから、純粋・繊細であると同時にゆるぎない自分を備えた強さがあります。

ⅩⅨ Sun

意志と世界の一致(遊び=創造)

従属→反抗→創造と流れて段階を踏んで成長していくんだね。

ニーチェを誤解していました

わたしは、ニーチェという人を誤解していた

ニーチェ

神は死んだ

なんて言うから、無神論者なのかと思ってたら、違った!

ニーチェの時代、既にキリスト教は形骸化して

偽善的な道徳に成り下がっていたんだね。

クロウリーも同じことを言ってた

トート・タロットの生みの親、アレイスター・クロウリーも反キリスト、反社のイメージがあるけど

盲目的に、時のならわし・しきたりにつき従う駱駝らくだを除けたかったのだろうな、と思う

クロウリー

主体性のない、ただ従順に従う駱駝らくだ

用はねぇ!

意外に(笑)インテリなクロウリーは、ニーチェの「三様の変化(駱駝らくだ→獅子→小児)」を知っていて

タロットカードの大アルカナに象徴として組み入れたんじゃないかな?

ニーチェもクロウリーも(もちろん泉谷先生も!)

外側の道徳ではなく「内なる法」へ移行しようね♪

って言っている。

もう駱駝らくだではいられない時期

もう駱駝らくだで居続けることができなくなってしまった人を、泉谷先生は温かく祝福してくれる

獅子の時期もキツい。

自分も他人も、全て炎で焼き尽くしてしまうんじゃないか。でも、止められなくて。

けれど

流れを知れば、少し楽になる

ちゃんと進んでいるし、これがずっと続くわけでもない。

ただ残念なことに、この進捗をコントロールすることは

できはしないんじゃないかと思う。

駱駝らくだ→獅子→小児の流れがあって、その流れのどこに自分が居るのか?を知っていたら、少し楽なんじゃないだろうか?

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